2009年1月10日土曜日

カーター・ポンド

 最近、カーター・ポンド(他国通貨建て米国国債)という言葉が巷に流れ始めました。管理人もカーターポンドが気になります。
 1978年にドル危機があったときにカーター政権によって行われた手法で、他国の通貨建てで米国国債を発行することだそうです。債権者が、ドル価値の低減リスクをとらずに済むよう、他国の通貨建てで米国国債を発行するわけです。これにより、発行した米国国債の引き受け先を確保できるのですね。

 なぜ、管理人がカーター・ポンドを気にしているのかというと、外貨獲得に関心のある管理人としては、円安に振れる材料には興味があるからです。カーター・ポンド(他国の通貨建て米国国債)が発行されれば、発行額と同額のドルを米国政府が買うことになりますので、大きなドル需要が発生します。これがドル高を招き、円安にも繋がります。

 巷でカーター・ポンドの話題が増えてくるにつれて、今続いている円高も揺り戻しが始まるかもしれませんね。



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