2009年1月17日土曜日

住宅ローンの金利動向 2009年 --2009/01/17 update--

Yahoo知恵袋の内容と基本的に同じですが、内容を一部最新版にupdateしています。

★ 変動金利
 日銀も景気回復時期を2010年と予想していることからも、2009年中に日銀が政策金利(無担保コール翌日物の誘導目標。現在0.1%)の利上げを行うことは考えにくいと思います。
 また、現在の変動金利は、日銀が景気の浮沈に応じて金利を上下動させることが出来ない程度に低水準であり、これ以上の低下は期待できないと考えています。
 従いまして、2009年の変動金利は、現状と変わらないと予想します。

★ 固定金利
大局的に見た場合、固定金利決定要因となる新発10年物国債の利回りの水準も景気回復に応じて上昇することになると思いますので、世界的に金融不安となっている現状では、直ちに水準があがることは考えにくいです。
その一方、新発10年物国債の利回りの水準は、過去の利回りから考えても既にかなりの低水準です。そのため、多少さらに低下することはあるかもしれませんが、基本的には、2008年と同水準となるのではないかと考えています。
具体的には、35年固定金利を想定した場合、2.5%-3.3%の間で上下動といったところでしょうか。

★ 固定金利を選ぶ時期
2009年の固定金利の水準は2008年と同程度と予想しますが、固定金利の利率に影響を与える“新発10年物国債の利回り”は、市場取引の影響を受けて、0.5%程度は容易に変動します。
私達住宅ローン利用者にとっては0.5%の変化は大きいです。たとえば、2.8%で35年の住宅ローンを借りると安く感じますが、3.3%で35年の住宅ローンを借りると非常に高く感じます。
したがって、繰上げ返済をせず、将来的に固定にする予定のある方であれば、2%台の金利で固定にする事が出来るタイミングで固定を選択してしまったほうが良いように思います。
一方、金利水準が上昇する時期はまだ先だと考えられますので、その間低金利の変動金利で借りて、繰上げ返済にとつめておくという手はあると思います。

新発国債10年物の市場による変動例
リーマンブラザーズ破綻直後(10/6)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200810/2008100600740
リーマンブラザース破綻して少したった状態(10/10)
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20081010AT2C1000W10102008.html

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