2008年9月6日土曜日

変動金利のリスク

 金融上昇局面でも、十分に繰り上げ返済をしていけば、お得な住宅ローンライフを過ごすことができます。
 とはいうものの、計画通りに返済できず、金利だけが上昇してしまう。。。なんてことが起きれば、家計は確かに大ピンチになりますので、そのことは把握しておく必要はあります。

 例えば、4000万円の住宅ローンを金利1.575%の変動金利で借りた場合の当初返済金額と、全く繰り上げ返済をせずに金利上昇が起きた場合の返済金額とは大体次のようになります。

 月々の支払い
 現在                12.3万円(金利1.575%)
 1%上昇時(5年後位?)    14.4万円(金利2.575%)
 2%上昇時(10年後位?)    16.7万円(金利3.575%)

 金利が2%上昇した場合の支払い金額は、収入に大きな上昇がないとなかなか難しいでしょうね。
 さらに、住宅ローンを組んでから10年後位に、子供の教育費が増大することも十分にありえますので、予定通り繰上げ返済できず、家計が大ピンチ!!という人もでてくるかもしれません。

 そうしたら、早めに住み替えを実施して、住宅ローンの支払いを抑える等の手があるでしょう。
 で、10年後位に住み替えをするとなると、どういう生活になるのか。
 近所の物件買取価格を調べてみました。
 4000万円程度の物件も、10年経てば、2000万円程度、
20年経てば1500万円程度になってしまうようです。
<http://www.jj-navi.com/shuto/FJ041S00650.do>

 売却金額を2000万円とし、それを元手に購入できる物件をマピオンで調べてみました。
横浜方面だと、海老名で、3SLDKの築10年物がみつかりました。
埼玉方面だと、志木で、3LDKの新築一戸建てがみつかりました。
他にも、横須賀線沿線の田浦駅徒歩5分の場所で、築10年、3LDKで980万円なんて物件も。

 なかなか良い物件がありますよね。
 家計に応じた住まいは必ずみつかります。
 多少通勤時間が延びたり、子供に転校させることになったりだといったリスクはありますが、いきなり、路上に追い出されるわけではありません。
  変動金利はリスクが存在することは確かなのですが、文化的な生活が送れなくなるほどではないですよね。

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